劣化の原因と対策

コンクリートの劣化には下記のような原因がありますが、ひとつの要因で劣化が進行することはまれで、複数の要因が同時に作用したり、相乗的作用によります。

中性化

症状

鉄筋を錆から護る役目をしているアルカリ性が空気中の炭酸ガス等と反応し、中性化となり、鉄筋が腐食する。

対策

コンクリートを外部からしゃ断し、水分や炭酸ガスを入れない。

適応商品

  • レジガード#100 システム
  • レジガード#200 システム
  • レジガード#200EH システム
  • レジガードSD システム

塩害

症状

塩分が浸透することにより、中性化が進んでいなくても(pH12以上でも)鉄筋が腐食する。塩分は海水以外に凍結防止剤にも含まれています。

対策

より厚みのある塗装を行い塩分・水分・炭酸ガスを入れない。

適応商品

  • レジガード#200EH システム
  • レジガード#200PB システム
  • レジガードSD システム

アルカリ骨材反応

症状

コンクリート中で反応性の骨材が、アルカリイオン(カリウムイオン・ナトリウムイオン)と水分により膨張反応をおこし、ひびわれが生じる。

対策

  • 1.水分を内部に留めないで外部に排出することにより、反応を抑える。
  • 2.表面から水分を入れないことにより、反応を抑える。

適応商品

  • レジガード#200EH システム

凍害

症状

コンクリート中の水分が凍結と融解を繰り返すことにより、ひびわれやコンクリート表面の剥離が生じる。

対策

外部から水分をしゃ断することにより、水の凍結・融解を防ぐ。

適応商品

  • レジガード#200EH システム

コンクリートはく落

症状

上記のような原因により、かぶり部分のコンクリートが破片として、はく落する。

対策

連続繊維シートを表面に貼り付けることにより、コンクリート片のはく落を防ぐ。

適応商品

  • レジガードHG システム
  • レジガードSD システム