QUESTION01

  • QUESTION01

    どんな学生でしたか?

    学部1年生から3年生は自治寮の運営や教育関係のNPO団体に所属し、ボランティア活動を行っていました。学部4年生から大学院修士課程では泡や大腸菌の集団挙動に関する研究を行い、ソフトマター物理学や非平衡物理学の勉強に注力しました。学部3年生までは、修士課程で卒業して民間企業か高校の教員になろうと考えていましたが、卒業研究などでアカデミックな研究の楽しさを知り、大学院博士課程進学も考えました。しかし企業での研究も興味深く、研究以外の仕事にも触れてみたいと思ったのでメーカーへの就職を決めました。

QUESTION02

DNTに入社した理由は?

父から塗料業界を勧められ、塗料メーカーを調べる中でDNTを知りました。建造物だけでなく自動車や新幹線など、幅広く使用される塗料の魅力を知りましたが、物理学専攻の私には異分野と感じました。しかし、会社説明会で人事の方に「物理学専攻ですが大丈夫ですか?」と質問したところ、「塗料では様々な分野の知識が必要なので、物理の知識を活かせる場面があるかもしれない」と言っていただきました。物理学のバックグラウンドを活かすことでDNTに新たな刺激を与えたいと思い、入社を決意しました。

  • QUESTION03

    現在の仕事内容ややりがいは?

    防食技術チームでは、橋梁やプラントなどに用いられる防食塗料や腐食に関する基礎研究や技術開発を行っています。私は塗料の高機能化や塗膜劣化予測手法に関する研究テーマに携わっています。これまでにない機能を塗料に付与しようと挑戦するので、0からのスタートも少なくありません。評価方法の検討からスタートし、高機能化への道筋が見えた時の感動は忘れられません。また、防食塗料は美観の目的もありますが、橋梁や送電鉄塔などの日常生活に関わる建造物をより長く、安全に使用するためにも塗装されています。我々の研究は人々の日常を守ることとつながっており、その重要性は言うまでもありません。

QUESTION04

印象に残っている仕事は?

現在他部署と共同で塗料開発に取り組んでいます。学生時代は黙々と一人で研究を行っていたので、チームとしての研究開発は初めての経験。チーム内で最年少の私にとって、とても勉強になっています。特に、目標達成のために前を見続けて決してあきらめない強い姿勢に驚きました。大学の研究では高い壁に当たった場合、他の研究テーマに変更可能です。しかし企業では、目の前にある課題を解決しなければなりません。そのために様々なアイデアを出し、検証を行います。否定的にならずに「どうしたらできるか」と考えられる技術者になりたいと思いました。

ONE DAY とある1日に密着!

  • 8:30

    出社

    メールチェック。

  • 9:00

    塗膜評価塗膜評価

    外観評価、塗膜の劣化や鋼材の腐食を電気化学測定により評価する。

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    塗料試作、塗装

    簡易的に塗料試作し、原料の選定を行う。

  • 15:00

    文献調査

    論文などから現行技術の調査を行う。

  • 16:00

    実験報告書作成

    実験結果が出れば、それをまとめて先輩や上司に文書で報告する。

  • 17:00

    退社

  • GOAL MESSAGE

    目標やメッセージ

    他分野をバックグラウンドに持つ自分をDNTが採用したことに意味があると考えていますので、他の社員とは違った形で会社に貢献したいと考えています。そのために私はいくつかの提案をこれまでに行ってきました。DNTでは若手の提案も上司が真摯に聞いてくれます。その提案を行う価値があると判断されれば、会社として行動に移してもらえるので、私は新たな研究テーマを提案し、開始することができました。それが私の思うDNTの良さです。後輩にはDNTにとって必要な研究や技術を自ら考え、積極的に提案をしてほしいと思いますし、自分のバックグラウンドを活かして働いてほしいと思います。

  • LIFE DAY OFF

    オフの日の過ごし方

    那須は自然豊かな場所に車ですぐに行けるので、夏はキャンプをしたり野外フェスに参加。冬はスノーボードに行くなど休日は意識的に外に出て、リフレッシュしています。また、会社の部活でフットサルを月1回程度しています。