トップメッセージ
株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長の里 隆幸です。株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
当社は1929年、日本電池株式会社(現 株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション)の塗料部門が分離・独立して誕生いたしました。以来90年以上にわたり培ってきたブランド力とお客様との信頼関係を基盤に、防食塗料をはじめとする独自技術で高い評価をいただき、橋梁や鉄塔、産業プラントなどの重防食分野において国内トップクラスの地位を確立しております。2029年度には創立100周年という大きな節目を迎えます。当社はこの節目に向け、「ビジョン2029」として、売上高1,000億円、営業利益100億円、NOPAT(税引後営業利益)ベースROE8.0%の達成を掲げ、グループ一丸となって着実に取り組みを進めております。
その実現に向けた足がかりとして、2026中期経営計画(2026中計)では、①成長市場と先駆的領域への注力、②外部リソースの獲得・活用による事業基盤の拡大、③人材及び事業活動の全社最適化を基本方針とし、経営体質の抜本的強化に取り組んでおります。2024年度には神東塗料株式会社、2025年度にはボンフロン株式会社をグループに迎え入れ、技術・製品・市場の融合による新たな価値創出を推進しております。今後はこれらのシナジーを最大限に発揮し、持続的成長と収益力の向上を加速してまいります。中国事業では構造改革の一環として、中国製造子会社の売却を決定しております。2026年度中には連結除外を予定しており、重要課題であった中国事業における営業赤字は解消に向かう予定でございます。
株主還元につきましては、株主資本配当率(DOE)を安定指標として採用し、2026中計目標である3.0%水準を既に実現しております。引き続き成長投資とのバランスを図りながら資本効率を高め、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 また、品質管理に関する不適切事案により、ステークホルダーの皆様には多大なるご心配をおかけいたしました。現在、JISマーク表示の一時停止処分は解除されておりますが、本件を重く受け止め、品質検査の自動化、管理体制の再構築、規律の徹底、人材教育の強化など再発防止、ガバナンスの強化に全力で取り組んでおります。
2026年度の連結業績の見通しとして、売上高960億円、営業利益55億円、NOPAT-ROE5.6%を見込んでおります。中東情勢の悪化による原料供給のひっ迫やコスト上昇など、厳しい外部環境が続くことが想定されますが、そのような状況下においても、当社グループは『変革なくして成長なし』の信念のもと、変革と挑戦を続けながら、ビジョン達成に向け着実に歩みを進めてまいります。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。
2026年6月
大日本塗料株式会社
代表取締役社長








