アクリル樹脂塗料の種類と特徴

アクリル樹脂とは、アクリル酸やメタクリル酸誘導体、スチレンなどのモノマーを数種類共重合させて得られる樹脂の総称です。現在では極めて多数のモノマーが供給されており、加えて樹脂の分子量についても幅広い選択が可能なため、設計の自由度が大きいことが特長です。
無色透明で光沢、耐候性、耐水性、耐薬品性に優れるため、塗料用樹脂として幅広く使われています。

溶剤型アクリル塗料

上述のとおり、アクリル樹脂は設計の自由度が高く、硬度や極性、分子量の範囲を幅広く選ぶことが出来ます。溶剤型アクリル塗料は、耐候性、耐水性、耐アルカリ性、耐油性にすぐれていることから、コンクリート生地の上塗りや床用塗料として用いられています。

アクリルエマルション塗料

アクリルエマルションとは、アクリル酸エステルなどのモノマーを水中で乳化重合させたエマルションポリマーのことです。アクリルエマルションについても、アクリル樹脂系の特長であるモノマー選択の自由度から、様々な機能設計を行うことが可能であり、塗料の他にも接着剤や家電用フィルターなどにも展開されています。塗料としては、建築用の水系塗料としてよく使用されています。

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