エポキシ樹脂塗料とは?変性エポキシ樹脂塗料との違い

エポキシ樹脂とは分子中に複数個のエポキシ基を有する樹脂の総称です。塗料に使用される代表的なエポキシ樹脂はビスフェノールAとエピクロルヒドリンから合成されます。
特に耐水性、耐薬品性、付着性に優れている一方、一般にエポキシ樹脂は芳香環を有するため、耐候性は劣性となります。

エポキシ樹脂塗料の概要

エポキシ樹脂塗料は硬化の種類によって常温硬化型と加熱硬化型に分類されます。常温硬化型は、主に二液型塗料として高度の防食性、耐薬品性が要求される用途(大型鋼構造物、船舶、コンクリート構造物等)に使用されます。加熱硬化型は、粉体塗料等としてパイプ内外面、電気、電子部品等に使用されます。
また、変性エポキシ樹脂塗料に対する意味で、ピュアーエポキシ樹脂塗料と呼ばれる場合もあります。

変性エポキシ樹脂塗料の概要

エポキシ樹脂に対し、変性樹脂を加えたり樹脂骨格を変えたりした樹脂を用いた塗料です。変性することにより、一液での仕様が可能となったり、内部応力の緩和やサビ層への浸透性の向上など、様々な特徴が付加されます。

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