時代を導く先駆者(イノベーター)のDNAとDNT(わたしたち)の未来

4.時代を導く先駆者(イノベーター)のDNAを企業力へ

日本初!技術力が生んだ爆発的ヒット商品

復興の時代、最も著しい発展を遂げたものは合成樹脂塗料であった。いいかえれば高分子化学の導入によって塗料に革命がもたらされたのである。業界に先駆けて終戦直後から合成樹脂の研究を始めていたため、時代という追い風に企業力は高められた。 1949年、日本初のビニール系高分子重合体樹脂エナメルを生産、ビニローゼの商品名で発売。市販開始と同時に、画期的な『万能塗料』として好評を獲得し、爆発的に売上は伸びた。島津と根岸の信念『技術を売る』が企業文化に昇華した瞬間であった。

新製品の相次ぐ開発で業界をリード

新製品の研究開発は連綿として続き、ビニールエマルション塗料、メラミン樹脂塗料、フタル酸樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、ハイソリッドラッカーなどを相次いで開発し、業界の新しい潮流をリードした。そしてまもなく、これらの新製品は従来の看板商品ズボイドなどと並んで、売上の大きな比重を占めるに至った。新しい時代を導くイノベーターとしての企業力が一層高められ、ヒット商品に培われた販売力と組織力との相乗効果によって、総合力という新たな魅力を生み出した。