ニュース リリース大日本塗料株式会社

クリーンルームを汚染する化学物質発生を制御する
「エポキシ樹脂系塗料および水系アクリル樹脂系塗料」開発

−2002年6月11日リリース−

  大日本塗料株式会社(本社大阪市、豊松正文社長)は、株式会社竹中工務店(本社大阪市、竹中 統一社長)と共同で半導体工場や液晶工場等のクリーンルーム建設時に塗装される塗料から発生す る化学物質を極力抑止できる塗料の開発に成功した。(特許出願中)
  半導体等を生産するクリーンルームでは塵埃の排除は不可欠であるが、建築構成材に塗装された 塗料から放出される化学物質も半導体製品等に悪影響を及ぼすことが近年問題となっている。これ は、建築材料から継続的に発生するアンモニアや有機化合物などが、製品の品質や歩留まりに悪影 響を与えるため生産の大きな障害となっており、使用されている塗料についてもこれを防止する改 善が望まれていた。
  両社が共同で開発した「エポキシ樹脂系塗料」は、建物の主に鉄骨等の防錆用で汚染影響が大き いとされるある種の有機化合物の含有を低減し、これに速乾性を与えるとともにアンモニアの発生 を抑えることも可能としました。また同じく共同開発した壁・床・扉等美装用の「水性アクリル樹 脂系塗料」は、添加剤に含まれる化学汚染物質や揮発性有機化合物を全く含有していないため、問 題となるガス成分の空気中への放出を無くし、しかも必要とされる耐洗浄性、耐汚染性、耐水性、 耐ブロッキング性などに優れた塗膜を形成する。更に作業者の健康も害しないことや臭気も無いた め、新築だけでなくリニューアル工事にも十分対応できるとしている。
  両社はこれまでの試験施工での成果を踏まえて実施工した数件の実績でも、クリーンルームで求 められるレベルに達したことを確認しており、今後の市場展開に大いに期待できる商品と位置づけ ている。

(特  長)

「エポキシ樹脂系塗料」
 1.化学汚染物質となる化合物を含有していないので半導体製品に悪影響を及ぼさない。
 2.塗膜から発生する有機溶剤を早期に放出し、アウトガスによる汚染を防止する。
 3.従来の変性エポキシ樹脂塗料と同様に素地調整が2種ケレンでも優れた防錆性付着性を発揮し、塗り替え用にも適しています。

「水性アクリル樹脂系塗料」
 1.化学汚染物質となる化合物を含有していないので半導体製品に悪影響を及ぼさない。
 2.塗膜から発生する揮発性有機化合物を含有していないので作業者の健康を害せず臭気も無い。
 3.ローラー刷毛、刷毛塗りが可能で、しかも工期短縮を可能にする。

(用  途)

 「エポキシ樹脂系塗料」:天井鋼板、鉄骨、鉄柱など。
 「水性アクリル樹脂系塗料」:壁、床、扉など。


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