塗料・製品等について

塗料とインクの違いとは何ですか?

明確な定義は決まっていないのですが、塗料とインクではその「目的」が異なります。

塗料の目的としては、『保護・美観・機能』があり、その目的に応じて身のまわりの多くの物に塗装されています。
インクの目的としては、一般には写真や看板等を印刷するために用いられ、より『美観性』に優れたものとなっております。

一例として産業用途では、インク膜単体では塗料のような保護・機能面が充分でない場合があります。その際はインクと塗料を組み合わせることで、インクならではの美観性に優れたものを、塗料によって長期間保護することが可能となります。

加飾バリエーションや塗膜構成など詳細については、「インクジェット塗装システム」ページをご参考ください。

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アクリルやウレタンとは何ですか?違いはあるのでしょうか?

塗料は、基材に塗布されたあと塗膜にならずに揮発する成分と、固まって塗膜になる成分に分かれます。塗膜として固まる元になるのが樹脂であり、アクリルやウレタンなどはこの樹脂名のことです。この樹脂の特徴が、耐候性や柔軟性などといった塗膜性能に大きく影響します。

それぞれの樹脂による違いについては、「塗料の種類」ページをご参考ください。

規定膜厚よりもさらに厚く塗ると、さらに性能がよくなるのでしょうか?
塗料により適正な使用量がありますので、塗装にあたっては塗装仕様書に基づいた膜厚としてください。必要以上に厚く塗ると、塗料のタレ、ワキ、ワレといった施工不良の原因となります。
塗装間隔はどうしたらいいのか。また超えてしまった場合の対処法を教えてください。

塗装間隔は製品カタログに記載しておりますので、そちらをご参照ください。
塗装間隔を超えてしまった場合は、表面に付着した汚れの除去や、目粗しが必要となるケースがございますので、詳細はお問い合わせください。

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指触乾燥や半硬化乾燥とは、どの程度の乾燥状態を言うのですか?

塗膜の乾燥状態は、状態の初期段階から順に、指触乾燥、半硬化乾燥、硬化乾燥の三段階で表され、JIS規格によってそれぞれ以下のように定義されています。

指触乾燥
塗った面の中央に触れてみて、試料で指先が汚れない状態(set-to-touch)になったときをいう。
半硬化乾燥
塗った面の中央を指先で軽くこすってみて塗面にすり跡がつかない状態(dry-to-touch)になったときをいう。
硬化乾燥
試験片の中央を親指と人指し指とで強く挟んでみて、塗面に指紋によるへこみが付かず、塗膜の動きが感じられず、また、塗面を指先で急速にこすってみて、すり跡がつかない状態(dry-hard)になることをいう。
上記の乾燥状態は、この他にも異なる定義が存在しますので、ご参考までとしてご理解ください。
サイディングボードの塗り替え塗料はありますか?

新設時の模様をそのままに、サイディングボードを長持ちさせることが出来るSBライズコートを推奨しております。
しかし、基材の種類によっては塗れないものもございますので、詳細はお問い合わせください。

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サビの原因は水分なのに、防食塗料として水性塗料を使っても大丈夫なのですか?

水性塗料とは、塗料成分中の揮発分である溶媒として水を用いている塗料のことなので、固まった塗膜に水分は含まれていません。防食機能は塗膜を形成する樹脂や添加剤に由来するので、防食塗料として水性塗料を用いても問題ありません。

当社では業界に先駆けて塗料の水性化に取り組み、ジンクリッチペイントから上塗塗料までオール水系の「DNT水性重防食システム」を完成させております。まずはお問い合わせ下さい。

環境に対応した塗料とは、どういったものを言うのでしょうか?

溶剤型塗料には大気汚染の一因となるVOC(揮発性有機化合物)が含まれています。一方、水系塗料や粉体塗料にはもともとVOCをほとんど含まないため、環境対応塗料として溶剤型塗料からの転換が進められています。
溶剤型塗料においても、VOC含有量が30%重量以下の「低VOC塗料」や、比較的溶解力が低く、臭気の少ない弱溶剤型塗料も環境に与える影響が少ない塗料の一つです。

また、建物の屋根や外壁に塗装することで光を反射し、室内温度の上昇を防ぐ効果を持つ遮熱塗料も環境対応塗料の一つです。近年ではヒートアイランド現象を抑制する目的で、屋根や外壁だけでなく、路面に直接塗布することできる塗料の開発も進んでおります。

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遮熱塗料は標準色しかないのでしょうか。また、色の違いで遮熱効果も変わるのでしょうか?

当社では、遮熱塗料においても標準色以外に調色対応を行っていますので、まずは塗料ご購入の販売店または、お近くの営業所にお問い合わせ下さい。

遮熱塗料は、太陽光をより反射することで遮熱・断熱効果をもたせています。従って、明度が高いほうが日射反射率も高く、遮熱性能も高いと言えます。

カタログや単品説明書、塗装仕様書が欲しいです。

HPからもダウンロードすることが出来ます。HPに掲載されていないものは塗料相談室お近くの営業所へお問い合わせください。

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金属焼付用塗料車輌・産業機械用

見積をお願いしたいのですが。
まずは塗料ご購入の販売店、またはお近くの営業所にお問い合わせください。